塾選びE〜H
宮城県の学習塾と習い事
読売新聞「くらし・教育」欄のコラム『受験ABC』より
E「自宅学習」の選択肢も・・・
塾に通うことなく志望校に合格し、進学したケース
「小学校の時にしかできないことが勉強以外にもある」という考えで
成績に見合った私立中学1校に絞って受験し、補欠合格。
塾に通わずに中学受験で合格を目指すのは、親の努力が求めらる、
という意見も。
大手塾が販売しているテキストを購入し、自宅で勉強させたり、
夫が勉強のスケジュールを立てて毎日チェックする「パパ塾」も。
志望校に合格するには塾に行くことが当たり前」と言われる現状に
疑問を感じる。
「本来、中学受験は家庭学習の延長線上にある。受験産業からの
情報に振り回されないことが大事なのでは」とのこと。
Fハードな学習内容に後悔・・・
子どもを進学塾に入れたものの、塾での学習が「ハードすぎる」と
悲鳴をあげる親もいる。
9歳の時から週3回の塾通い。お弁当持参で帰宅は午後10時。
夏休みは3泊4日の合宿、1日10時間勉強していたという女児の例。
負けず嫌いで、塾での勉強も手を抜かず、がんばりすぎて、体調を
崩してしまった女児のケースも。
森上教育研究所代表の森上展安さんによれば、
「有名中学を目指す大手進学塾での学習は、小学校で学ぶ基礎的、
基本的な学習とはかけ離れている。自分の子どもが目指す中学校の
受験に適したカリキュラムとは限らない。塾に振り回されるのではなく、
親が主導権を握って『塾を利用する』という心づもりで」とのこと。
G受験への考え、家族で共有を・・・
子どもに中学を受験させる理由は様々。
はじめに、受験に対する姿勢を親子できちんと確認しようと、親の
考えを話した、という母親の例。
・受験は大切な経験だが、まず小学校の生活を一番に考える
・受験をすることが偉いことだと勘違いしない
・公立中学に進むことになっても、その道には良い点もたくさんある
など・・・
「周りが受験一色になると、視野が狭くなって親子でキリキリして
しまいがち。子どもと話すことで、親自身にとっても、のめり込まない
ための歯止めになった」とのこと。
「学校の授業や勉強をおろそかにしないことを娘と約束した」という
母親のケース。
小学校の授業参観で、塾に通っている子どもの中に学校の授業を
ないがしろにするような態度の子がいたため。
受験を理由に習い事をやめなかった。
「本人の実力、今の年齢でがんばれる範囲というのがある。子どもの
成績に対して過剰な期待を抱かないように気をつけたい」とのこと。
「塾や志望校を選ぶにあたって、家計の状況をよく説明している。
時間やお金には制約があり、その中でできることを考え、行動する
ようになって欲しい」と話す30代の父親もいる。
塾に行き始める前に、子どもと向き合って、家庭の方針などをきちんと
話すことが大切。
H事前にしっかり情報収集を・・・
女性の情報発信ネットワークを主宰する中曽根陽子さんによれば、
「とりあえずやってみよう」という考えで子どもを進学塾に入れるのは
やめた方がいいとのこと。
子どもは「友だちが行っているから」とか、おけいこごとの感覚で塾に
行きたいと言うこともあるが、いったん進学塾に入ると、塾を替えるとか
受験をやめるなどの方針転換は難しい。事前にしっかり情報収集を
しておきたい。
中曽根さんの著書「後悔しない中学受験」の中では、入塾までの手順を
次のように提案している。
(1)情報収集。チラシやインターネットで塾について調べる。
(2)塾の説明会に参加する
(3)入塾テストを受ける
(4)体験入塾や授業の見学をする
(5)塾との面接。事前に質問を用意していく。
(6)入塾決定
小学生が通える範囲の塾について、親の送迎が必要か、費用、
通塾日数、テストの頻度、カリキュラム、家庭学習では親の手伝いが
どの程度必要か・・・などは確認しておきたい。
「あこがれの中学校」があれば、その中学の受験に適した塾を選ぶ。
「2、3か所調べると違いが分かる。足を運んで自分の目で確かめて」